こんにちは、HIKOです。
切迫流産になると入院費用などの負担から、『保険加入しておけば良かった…』、『切迫流産になったけど、保険加入は出来るの?』と、不安が募ります。
妊娠中に切迫流産で入院すると、限度額認定証を利用しても標準報酬月額(標準報酬月額とは、4月、5月、6月の報酬の平均額をもとに決定されます。)により1ヶ月最大35,400円 〜252,600円+αの入院費用が掛かってきます。
切迫流産は繰り返すことも多いだけに、保険に未加入の方は2人目を考える前に保険による備えをしておきたいものです。
この記事では切迫流産でも加入できる保険の仕組みについてご紹介します。
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切迫流産でも保険加入はできる
全ての保険がそうではありませんが、切迫流産中でも保険への加入は可能です。
ただ切迫流産でかかった入院費用をこれから加入する保険でカバーする事は勿論できません。
また保険開始前に決まっていた入院や手術も保険で保障はされません。
保険未加入でも使える傷病手当金
- 会社の健康保険に加入している。
- 病気や怪我などを理由に働けなくなった。
- 働けないことを医師が証明することができる。
- 働けない状態が4日以上続いている。
上記の条件を満たしていれば、医療保険未加入でも給与の2/3を傷病手当金としてもらう事ができます。
貰える期間は最長1年半です。
出産前後であれば産休(産前休業…出産予定日の6週間前。産後休業…出産の翌日から8週間)の取得も可能ですが、切迫流産での入院や自宅療養では産休は使えません。
傷病手当金なら入院や自宅療養となった場合でも傷病手当金から出費を補填できます。
切迫流産後に加入した保険で2人目はカバーできる?
保険に加入する場合、過去の病気や健康状態についての告知義務があります(嘘の申告をすると保険が支払われません。)。
相互扶助の考えから病気になりやすい人とそうでない人の保険料や保障内容が同じであっては不平等です。
切迫流産の場合、繰り返すことも多いだけに不担保などの特別条件が付く形で保険契約が結ばれたり、保険に加入できなかったりします。
切迫流産で保険加入すると、どんな特別条件が付く?
特別条件とは不担保(保険が支払われないことを意味します。)などの保険契約をする私たちにとってはマイナスの条件の事を言いいます。
妊娠中や異常妊娠や分娩、入院や手術の経験があると特別条件が付くことがよくあります。
この他にも以下の様な特別条件があります。
- 部位不担保…子宮や卵巣など特定の部位では保険が支払われない。
- 保険料割り増し…通常の保険料よりも高い保険料を払う。
- 保険金の削減…保険の支払い金が減額される。
- 特定疾患不担保…特定の病気では保険金が支払われない。
これらの特別条件は何も一生涯続く訳ではありません。
保険会社や保険商品によっても違うので、切迫流産で保険契約を考えている場合は、比較・判断のポイントともなります。
部位不担保では不担保の期間が1年〜5年と終身などの期間があります。
終身不担保となれば加入する意味はありませんが、1年や2年など期限が限定されていれば、その期間さえ過ぎれば他の部位と同様に保障されます。
保険会社によって基準に違いがあるため、部位不担保でも不担保の期間は保険会社や保険商品によって違います。
切迫流産や切迫早産を経験した方は、複数の保険会社に事前審査を利用して申し込んでみる事で条件を比較し、納得できる医療保険を見つけてください。
切迫流産でも不担保なしで加入できる保険
不担保なしで入れる保険には「引受基準緩和型」と「無選択型」の2種類の医療保険があります。