こんにちは、HIKOです。
妊娠初期とは最終月経を妊娠0週とし、妊娠15週(4ヶ月)までの期間の事を言います。
この時期は流産となる場合が最も高い時期となっています。
この妊娠初期に切迫流産と診断されても流産となるか、妊娠が継続するかは経過を見ていくしかありません。
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妊娠初期の切迫流産 0〜3週目(1ヶ月)
最終月経(0週目)後から排卵→卵子と精子が受精し受精卵を形成します。
その後、分裂を繰り返しながら子宮内膜に着床となりますが、この時に起こる出血を着床出血と言います。
着床出血はなぜ起こるの?
受精卵は子宮内膜から分泌される分解酵素により子宮内膜の内に侵入します。
この侵入時に子宮内膜の血管を傷つける事で出血が発生します。
少量の出血は子宮内で吸収されますが、出血量が多いと性器出血として体の外に出て来ます。
着床出血は2〜3日から1週間程度で落ち着きます。
稀に繰り返す場合もありますが、妊娠の経過とともになくなります。
化学流産(生化学妊娠)
化学流産(生化学妊娠)は妊娠が確定していない時期に起こる、妊娠を継続できない状態の事を言います。
この時期はhCG(非妊娠時には生成されないホルモンで、妊娠検査薬を反応させる)の数値が低く妊娠検査薬は反応しません。
その為、計画的に妊活されている方以外は『生理がきた』という感じで、妊娠にも流産にも気づかない事があります。
また化学流産は『流産』という名称が付いていますが、流産には含まれません。
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こんにちは、HIKOです。 いぬくん 早期流産とは妊娠初期から11週目までに起こる流産の事を言います。
妊娠初期の切迫流産 4〜7週目(2ヶ月)
規則正しく生理が来ている方は生理予定となる4週目、5、6週目からはつわりも始まります。
この時期に切迫流産と診断さた場合、赤ちゃんの袋(胎嚢)、そして胎児心拍が確認できるかが妊娠継続の目安となります。
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妊娠継続の目安 赤ちゃんの袋(胎嚢)
胎嚢の確認は、4週目中頃から超音波(エコー)検査で確認できます。
目安としては、確実に胎嚢が確認できる6週目以降です。
もし妊娠週数が不明な場合は、hCG陽性反応から2週間が目安です。
胎嚢が確認出来ない場合、妊娠継続は難しいと判断されます。
妊娠継続の指標 胎児心拍
切迫流産で胎嚢が確認できれば、次は胎児心拍です。
胎児の心臓は5週目後半頃から形成され始めます。
目安としては、確実に胎児心拍が確認できる7週目以降です。
もし妊娠週数が不明な場合は、胎嚢が確認されてから3週間が目安です。
胎嚢と同様に確認出来ないと、妊娠継続は難しいと判断されます。妊娠初期の切迫流産 8〜11週目(3ヶ月)
流産の8割はこの早期流産(妊娠0〜12週未満)の時期に起こっています。
この流産する確率の高いこの時期を妊娠を継続できるかがカギとなります。
妊娠継続の判断は4〜7週目と同様です。
- 胎児心拍が変らず確認できる
- 胎児の成長が子宮内で確認できる
- hCG一定量ある
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妊娠初期の切迫流産 12〜15週目(4ヶ月)
妊娠12週から後期流産の時期(12〜22週未満)となります。
早期流産の時期に比べ流産の確率かなり低くなりますが、切迫流産の原因は母体側となります。
何も出来きず、妊娠の継続を祈りる日々だった12週未満とは違い、12週以降ではできることがあります。
それが安静です。
この時期の切迫流産には何よりも安静が優先されます。
また切迫流産の原因によっては治療や入院となるのもこの時期の特徴です。
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妊娠初期の切迫流産 まとめ
妊娠初期の切迫流産は早期流産の時期とも重なり、流産となる可能性が高くなっています。
先の見えない不安の中、妊娠継続の判断材料となるのが以下の3つです。
- hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
- 胎嚢
- 胎児心拍
hCGは妊娠10週をピークに減少・消失しますが、胎盤が形成されるまで、妊娠継続には必要不可欠なホルモンとなっています。
また市販の妊娠検査薬はこのhCGを計測し妊娠を判断しています。
胎嚢は赤ちゃんが入っている袋の事です。
赤ちゃんが元気に成長していると、妊娠4週目中頃から超音波検査で確認できます。
この胎嚢が成長し、胎児へと変化していきます。
胎児心拍とは、赤ちゃんの心臓の動きの事です。
胎児の心臓は妊娠5週目頃から形成されます。
元気に成長していれば検診で心拍を確認することができます。
この心拍が確認できると妊娠が成立、晴れて母子手帳を手にすることができます。
胎児心拍が確認できれば後は12週まで維持できるかがカギとなります。
妊娠初期の切迫流産を簡易診断
ここでは妊娠初期の切迫流産の状態と今後の経過について幾つかの質問に答えるだけで簡易診断できるようになっています。
【Q1】子宮内に胎嚢が確認できている?