こんにちは、HIKOです。
妊娠の喜びもつかの間、急な出血で切迫流産との診断を受ける事があります。
『流産するんじゃ…』、
『出産できないんじゃ…』、
『いつまで安静にしていれば…』など
妊娠7週目で切迫流産と診断された時に感じる悩みや疑問、不安の他、切迫流産の原因や症状、妊娠継続の指標についてもご紹介致します。
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切迫流産って何?妊娠7週目の特徴は?
切迫流産とは流産しかかっている危険な状態の事ですが、流産している訳ではありません。
今後流産する可能性もあるし、無事出産できる可能性もある不安定な状態の事です。
妊娠7週目は妊娠6週目の切迫流産とは違い、妊娠継続の3つの指標の3番目を確認できる時期となっています。(妊娠週数が不明な場合や医師の判断によってはもう1週後となる場合もあります。)
妊娠は継続?それとも流産?切迫流産の今後を知る3つの指標
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切迫流産の症状-出血 7週目
切迫流産の症状は主に性器からの不正出血です。(他にもお腹の張りや痛みなどの症状があります。)
出血の量が多いと流産リスクは高いと判断されますが、出血や痛みの有無だけでは流産の判断はできません。
妊婦7週目で切迫流産と診断された場合も同様で、出血が続いていても流産の判断はできません。
切迫流産 7週目の妊婦判断-胎児心拍
胎児心拍は、妊娠継続の重要な指標となっています。
妊娠5週目から形成され始めた心臓は、赤ちゃんの成長と共に心拍が確認できるようになってきます。
逆に言えば、この時期に心拍が確認できないと、流産との判断が成されてしまいます。
切迫流産 7週で入院は必要?
妊娠7週目の切迫流産の原因は主に赤ちゃん側の原因によるものが殆どです。
その為、いくら安静にしていても流産という結果が決まっている状態では、例え入院したとしても流産という結果は変わりません。
ただ切迫流産と診断された時点で、それが染色体異常のような流産という結果を伴う原因なのか、妊娠初期によくある出血なのかを判断できません。
その為、結果が出るまで『安静に!』となるのです。
入院か、自宅療養かは、これも医師により判断に違いがあります。
入院となれば医療費が重くのしかかってきます。この時期は入院の必要も低い為、『なぜ入院?』と疑問があれば、かかりつけ医に相談してみましょう。
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切迫流産 7週で使われる薬
妊娠7週目に限りませんが、切迫流産では以下の薬が使われる場合があります。(参考:www.jah.ne.jp/~kako/)
- デュファストン
- ダクチル
- ズファジラン
切迫流産の薬 デュファストン
デュファストンは女性ホルモンである黄体ホルモン(妊娠継続に必要なプレゲステロン)を補う薬です。
妊娠すると卵胞から変化した黄体ホルモンにより妊娠継続のためのプレゲステロンが生成しますが、黄体ホルモンの働きが弱いと妊娠継続に必要な高温期を維持できなくなります。
デュファストンは切迫流産だけでなく、生理不全や不妊症、無月経などにも使われます。
デュファストンの副作用
デュファストンは妊娠中に服薬しても胎児に奇形が起こるリスクありません。副作用として頭痛やめまい、むくみ、体重増加や食欲不振、下痢、胸の張りが起こる場合があります。
切迫流産の薬 ダクチル
ダクチルは子宮の収縮やわらげ、お腹の張りや出血、腹痛を抑える薬です。
妊娠中胎児の成長に伴い子宮も拡大していきます。
ただ妊娠中のセックスや家事や運動により、子宮が収縮を始める事があります。
子宮が収縮を始めると切迫流産や切迫早産を引き起こしてしまいます。
ダクチルは、子宮収縮をうながすアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の働きを阻害し子宮の収縮をやわらげます。
このダクチルは切迫流早産だけでなく、内臓の痙攣を抑える薬としても使われています。
ダクチルの副作用
ダクチルもデュファストンと同様に、妊娠中に服用しても赤ちゃんに奇形が起こるリスクはありません。ダクチルの副作用としては、気分不良や嘔気、嘔吐、めまいなどの症状を感じる場合があります。
切迫流産や切迫早産になりやすい妊婦さんの4つの特徴
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切迫流産の薬 ズファジラン
ズファジラン(イソクスプリン塩酸塩)という薬は子宮平滑筋のβ受容体を刺激する事で子宮収縮を緩和する働きがあります。(同じβ受容体を刺激する薬にウテメリンがありますが、ウテメリンは妊婦16週未満では安全性の理由から使用が制限されています。)
このデュファストンは月経困難症の薬としても使われています。安全性の問題から切迫流産ではあまり使用されないようですが、医師の判断によっては使用される場合もあります。ズファジランの副作用
比較的副作用の少ない薬ですが、動機やめまい、頭痛、発汗などの副作用が出る場合があります。
また妊娠12週未満の妊婦さんには安全性が確立されていないという理由から使用が制限されています。
切迫流産 7週目まとめ
切迫流産と診断された方にとって妊婦7週目は今後の経過を左右する重要な起点となる時期です。
妊娠7週目に出血や痛み症状が見られていても、直ぐに流産の判断とはなりません。
またこの時期の安静は無意味なので、薬や入院は根拠のある治療ではありません。
ただ医師の判断によっては、薬や入院などの対応を行う場合があるので、疑問があれば医師に確認しましょう。