こんにちは、HIKOです。
切迫流産になると食事以外は身動きもとれない状態となることがあります。
切迫流産で安静が必要になると家事や子供の世話が出来ない事から里帰り検討される方がいますが、でもちょっと待ってください。
切迫流産で里帰りすることは必ずしも有効な選択ではありません。
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切迫流産で里帰り出産のメリット
切迫流産で里帰りすると以下の様なメリットがあります。
- 安静が保てる
- 子供の面倒を見てもらえる。
- 旦那の負担が軽減できる
安静が保てる
実家に里帰りすると、洗濯や掃除、食事の準備をしてもらえるので安静の指示を守れるというメリットがあります。
安静の重要性は妊娠週数によっても違いますが、家族構成や旦那さんの協力度合いによっては里帰りしなくても安静が保てる場合があります。
ただ妊娠12週以降の切迫流産や切迫早産では安静が最も重要となります。
家での安静が保てない場合は入院となる場合もあるので、安静が保てる環境が里帰りで得られるなら里帰りは有効な選択です。
子供の面倒を見てもらえる
家事などはある程度自分の体調を見ながら行うこともできますが、小さなお子さんがいる場合そうはいきません。
泣けば抱っこしなければいけないし、お腹が空いたら食事の準備もしないといけません。
切迫流産で小さなお子さんがいるとつい無理をしてしまい入院となるケースも少なくありません。
切迫流産で入院にならない為にも、子供の面倒を見てくれる親がいるなら里帰りする事は大きなメリットとなります。
旦那の負担が軽減できる
切迫流産で安静となると様々な面で旦那さんの協力が必要不可欠となります。
洗濯や掃除、食事の後片付けや買い物、上のお子さんがいる場合は幼稚園や保育園の送り迎えなど多岐にわたります。
日頃から協力してくれている場合でも、仕事+αとなると先の見えない安静の日々に旦那さんの負担は大きくなります。
里帰りすると一緒の時間は減りますが、旦那さんの負担は軽減できます。
切迫流産で里帰り出産のデメリット
里帰りには以下の様なデメリットがあります。
- 気を使う
- 安静が保てない
- 旦那さんとの間にすれ違いが生じる
- 子供を休ませる必要がある
気を使う
自分の親の場合は気を使うことは少ないかもしれませんが、旦那のご両親の所に里帰りとなるといろいろな面で気を使うことが増えます。
義理のご両親との関係がうまくいっている場合でも、『切迫流産が改善されるまで…』、『出産まで…』となると長期化することもよくあります。
気を使うことが逆にストレスにならない様、里帰りを検討する際には注意してください。
安静が保てない
里帰りしても安静が保てない場合があります。
例えば小さな兄弟がいる場合や、兄弟が同居していて姪や甥がいる場合です。
子どもが走り回っていても『静かにして欲しい』とはなかなか言いづらいものです。
また子どもが居ることで風邪やインフルエンザ、麻疹など学校や幼稚園からもらってくることが多く感染する可能性があります。
妊娠中は無理ですが、妊娠前から里帰り出産を検討している方は予防接種もしっかり受けておきましょう
旦那さんとの間にすれ違いが生じる
女性は日々成長する赤ちゃんを肌で感じることができますが、男性は父親のとしての実感を感じにくいものです。
里帰りした場合、一緒に受診に行く、お腹に触れるという事も出来にくくなる為、より一層父親としての実感を得難い環境となります。
芸能人の小倉優子さんの様に妊娠中に浮気をされてしまったということのない様にしたいものです。
旦那さんの負担を考えて里帰りしたものの、羽を伸ばすだけでは終わらなかったということないように!
子供を休ませる必要がある
切迫流産で上の子供さんが幼稚園や小学校の低学年児の場合、里帰りとなれば長期的に休ませる必要が出てきます。
里帰り出産を考えるなら、1人でも学校の行き帰りや留守番が可能な小学校高学年以上か、幼稚園に入る前が子供が適しています。
里帰り出産の流れ
- 妊娠検査薬で妊娠を確認。
- 妊娠5週目頃に胎嚢を確認。
- 妊娠7週目頃までに胎児心拍数が確認できると母子手帳をもらいにいくように言われる。
- 里帰り出産する病院の仮予約を行う。
- 転院前に転院先の病院での診察妊娠(妊娠12〜20週頃)
- 今受診している病院で紹介状を書いてもらう(妊娠16週〜27週頃)
- 妊娠の経過が順調なら妊娠30〜35週頃に転院。
- 出産
切迫流産や切迫早産では必ずしも上記の流れを辿らない場合があります。
理由としては、母子の状態が妊婦さんによって違う為ですが、掛かりつけの先生とよく相談して決めていきます。
出産後1ヶ月検診までは出産した病院で診てもらうので、里帰り出産から戻ってくるのは1ヶ月以降が一般的です。
切迫流産で里帰りできるか?まとめ
切迫流産になると通常の妊娠とは違い安静が必要となります。
上の子供さんがいる場合や旦那さんの協力が得られない場合は、里帰りして家族の助けてもらいながらの出産となります。
ただ家族との関係性によっては里帰りする事でより多くのストレスを抱えたり、夫婦間のすれ違い等を生む可能性があります。
- 里帰りするのか?
- 親に来てもらうのか?
- 夫婦で頑張るのか?
なによりもしっかり夫婦で話し合う事が大切です。
また里帰り出産には
- 転院先の病院の仮予約
- 転院前の診察
- 紹介状の作成
仮予約や転院前の診察は妊娠何週目までと決まっている場合が多いので、転院先の病院を探す時点から日程の確認はしておきましょう。